この世界に、アイは...西加奈子『i(アイ)』

アイは自分の手を見た。じっと見た。罪に一度も手を染めたことのない、だからといって汚れていないわけではない自分の手を。(本文から引用) 読み始めてから1週間くらいかな、と思ったら、2週間近く経ってました(笑) 今回紹介したい、西加奈子さんの『i(アイ)』は、読み終わった時思わず「う~ん!」と声を上げたく…