こんにちは。読書とねことエマ・ストーンが好きです。ぬこです。
さて、今回は私が好きな作家、パウロ・コエーリョさんの本の紹介です。
彼の作品にはとても力強い言葉が多く見られますね。これから紹介する本「第五の山」も、これぞ名言!な表現が多かったです。
ではいきましょう~!
旧約聖書のものがたり
今回読んだのはこちら。
パウロ・コエーリョ作 「第五の山」 (角川文庫)
あらすじの最後にもありますが、この作品はキリスト教っぽい考えを含む物語です。私は宗教には詳しくないのですが、そこまで意識しなくても読める内容になっていました。
あらすじ
紀元前九世紀のイスラエル。世の中は混乱していた。指物師として工房で働くエリヤは、子どもの頃から天使の声を聞いていた。運命はエリヤのささやかな望みはかなえず、苦難と使命を与えた。「出来事」はすべての人に降りかかる。兆しを見つめるのか、見ない振りをするのか。諦めてしまうのか、乗り越えるのか。旧約聖書の時代から蘇る、愛と勇気の物語。
生きていく上でとても大切なメッセージが多く含まれています。ですがスピリチュアルな印象を持つ作品なので、苦手な人もいるかもしれません...。
パウロの作品には、多くの名言があることでも人気です。
今作の中から、いくつか引用しますね。
「自分自身に疑いを抱かぬ者は尊敬に値しない。なぜなら、自らの能力をまったく疑わずに信ずる時、人は傲慢という罪を犯しているからだ。優柔不断な時を味わう者は幸いなり」(p64)
「起こり得たのに起こらなかったことはすべて、風に運び去られてその痕跡さえとどめはしないのさ」(p199)
他にもたくさん、気に入ってノートに書き写した文章がありました。
彼の作品は他にも何冊かあり、どれも多くの人に親しまれています。私もまだ読んでいない作品が多いので、これから楽しみです。気になった方はぜひ、お手にとってみてくださいね~(*^^*)