こんにちは。ぬこです。
わたしは適応障害と診断された経験があります。2016年8月から2017年2月まで、6ヶ月の休職をしました。2018年8月現在、異動したのち同じ会社で働いています。
この記事では、わたしの体調不良と休職にいたるまでの流れを解説しています。
休職中のことや復帰後については、あらためて別記事を準備中です。もう少々お待ち下さい。
簡単なまとめ
わたしについて
当時、わたしは社会人2年目でした。建設業界のサラリーマンで、現場監督です。
大学は理系だったものの、建設系と一切関係ないことを学んでいました。就職活動がうまくいかない中で就職した会社・職種でした。
この適応障害とは、簡単に言うと軽いうつ病です。
特に努力家で真面目な人がなる傾向にあります。自分の本心を押さえつけ、「本当は嫌だけれどなんとかしなきゃ」と焦っている人ほど要注意です。
わたしも現場監督という職種は性格的にまるであっておらず、それでもムリをし続けていたためになってしまいました。
その他、わたしの全体的な自己紹介はこちら。
簡単な『発症〜休職〜復帰まで』
次に、発症〜復帰まで簡単に書き出してみます。
- 2016年4月から午前中の体調が悪い。体調不良は7月まで続いた。
- 7月末、仕事終わりに過呼吸になって救急車へ
- それ以降、外出困難な『めまい、吐き気、頭痛』
- 2016年8月〜2017年2月まで、6ヶ月の休職
- 休職と同時に、傷病手当を申請
- 2017年3月から異動して復帰
- 秋〜冬あたり、また体調がおかしくなってきたがなんとか耐える
- それ以降、2018年8月現在まで良好
これらについて、この記事では休職に至るまでの経緯を振り返ってみます。
なお、休職中そして復帰後についてのレポートは、現在準備中です。今しばらくお待ち下さい。書けたらここにもリンクを入れておきます。
具体的な症状の経緯
数ヶ月の体調不良〜
2016年4月から7月にかけて、特に午前中の身体の調子がとても悪かったです。
症状は以下のとおりです。
- 朝食が食べられない
- 頭重感を感じる
- 足元がフラフラする
- 吐き気がする
不思議なことに、これらの症状は午後にはスウーッと消え去りますが、翌朝になるとまた復活します。
この「午前中だけ」というのは、適応障害によく見られる症状の1つです。
ガマンにガマンを重ねていました
当時は現場監督でした。
この仕事の業務は多岐にわたります。現場での職人さんへの指示や、オフィスでの図面の作成など。夏や冬には気温による肉体的疲労もありますから、身体と心に負担がかかる職業です(そのかわり給料は良かったですが)。
4月から7月となると、気温が徐々に高くなっていく時期になります。わたしも最初は夏バテだと思い、「慣れるまでガマンするしかない」と考えていました。
しかしながら、夏の暑さの背後には押さえつけていた感情が隠れていました。
ストレスが過呼吸となって表に出た
肉体的な疲労感はただの表面にすぎません。問題は、心の中で溜まり続ける「環境に適応できないことによるストレス」です。
汗だくになりながら、多種多様な業種の人たちと調整をし、日中の仕事を終えたら事務所に戻って図面作成。特に、人との調整業務が大変なストレスでした。
まだ社会人2年目だったので、とりあえず与えられた目の前の仕事を頑張ってやり切ろうという気持ちで精一杯だったのです。それはそれで立派かもしれませんが、結果は残酷なものでした。
4月から軽いめまいや朝の食欲不振があり、7月までずっと続いていました。身体から発せられる危険信号を、ずっと無視し続けていたのです。
そこに帰宅途中の人混みというストレスが引き金となって、押さえつけていた感情・身体の危険信号が過呼吸という形で溢れ出てしまったのです。
土曜日の仕事を終えた、7月末の夜でした。
過呼吸を皮切りに休職へ〜
過呼吸になって救急搬送されたあと、すぐに点滴をしてもらい、1時間ちょっと眠っていたら治まりました。
そのあと仕事は3日間休ませてもらいましたが、一度ドバっと溢れたからか、仕事に戻って2、3日の間は特に問題なく、調子がいい状態でした。
普段と比べてまだマシという程度でしたけれども。
仕事に行けなくなる
仕事に行けなくなったのは、それから数日後こと。お盆休みまであと少しというときでした。
通勤電車の中で気分が悪くなり、途中で家に帰らざるをえない状態になることが頻繁に見られるようになったのです。
当時の通勤は電車でして、乗り換えが3回ありました。その途中途中で休みながらでないと出勤できなくなりました。そうして行ける日もあれば、もう明らかにムリ、新鮮な空気を吸って落ち着く環境にいないとダメだ、という日も出てきました。
一番ひどかった日は、外出すらできませんでした。出勤しようとして家のドアノブに手をかけた瞬間、めまいがガツンと襲ってくるのです。
このようにして、急なめまいに襲われて動けなくなることが、平日のみならず休日にも見られるようになりました。これを上司に伝え、会社の人事に伝わりました。
神経内科から心療内科へ
出勤するために電車を乗り継いでいたある日、再び激しいめまいと頭痛、吐き気に襲われました。通常では見られない症状でしたので、小休憩したのちすぐ総合病院に行きました。
脳や神経に以上がある可能性があると受付で言われたため、MRIによる診断を受けました。その結果は特に異常はみられなかったため、ここではじめて精神的な症状だろうということが確定しました。
それを会社に伝えたところ、産業医から心療内科を紹介されます。そこで「適応障害」と診断されたのです。
2016年9月のことでした。
さいごに
今回は、わたしが適応障害になって休職するまでの話を書きました。
休職中のことや復帰後の話は、投稿したらこの下にリンクを入れておきます。今しばらくお待ち下さい。
なお、適応障害の診断基準やクリニックの選び方については、以下の記事に書きました。参考にしてください。
さいごです。適応障害について、複数の方々から質問や相談を寄せられることがあります。
もし何かございましたら、以下の3つからお願いします。
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