京都へ旅行していました。ぬこです
普段乗らないような電車で、不思議な体験をしました。
特急列車で思ったこと
京都に行ったときに撮った写真は、すべてブログに載せたいと思っています。
ただ、「きれいでしょ〜」で終わってしまうのはもったいなく感じます。撮る写真にはいつだって、1枚1枚に対して、考えたことや感じたことがあります。ですので、なるべく小分けにして記事にしようかと思っています。
♢
ずっと、車窓から見える景色を眺めていました。
電車に乗っているわけですから、当然いつもの移動速度とは違います。だからこそ、いつもと違った日常に気が付くんだと思います。
たとえば、歩いているだけでは感じられないことって、ありますよね。
いつも動かなかった、ずっとずっと遠くの雲はグイグイ下がっていきます。雲も風に乗って動いているわけですから、まるで電車と競争しているみたいで、見ていて楽しい。緑で豊かな山も、どんどん後ろへ去っていきます。東京に住んでいるので、過ぎ去っていくのはいつも家々やビル郡です。
しばらくして、今度は反対側の景色も気になりました。そしたら、おやおや?って思ったんですね。
というのも、みんなの座席の横の窓。どの窓も形や大きさが同じです。ちょうど正方形だったものですから、一瞬「額縁」に見えました。天然の美術館にいる気分です。
額縁に入った絵画のタイトルは、すべて『外の景色』。
1度たりとも同じ絵はないし、しかもすぐに別の絵に変わってしまいます。鑑賞する余裕もなく、どんどん過ぎていきます。そこが、実際の美術館とは違いますね。
動く美術館だ。
— ぬこ@はてなブログ (@3years_book) 2017年8月12日
そう思いました。
電車の窓のことです。
都内在住ですから、普段乗る電車は都会を走っています。もっと窓の面積が大きくて、座席も長椅子タイプ。だから、今回のような電車は新鮮でした。
そこに元からいた人にとっては日常なのですけれど、そうじゃない人にとって、その世界は非日常です。新たな気づきを得るために、人は本を読んだり、映画を見たりすることがありますが、身体で直接感じる気づきにはまた、格別の価値があるでしょう。何に役に立つのかは、わかりません。でも、こういった「あ、おもしろいな」っていう感情は、なかなか味わえるものではありませんから。良い時間を過ごせたと思います。
ちなみに、車内の内装がおしゃれでした。
京都から帰ってきて、今とても疲れています。現在22時。もう寝ようと思います。
ではでは。(^^)