仕事からの帰宅途中。最寄り駅で降りてから、自宅へ歩いていました。ちょうど頭の真上に、オリオン座が見えました。
悩み相談において、よく聞くのはこんな話です。
“「お天道様から見たら、ひとりの小さな悩みなんて取るに足りないことだ」”
ええ、きっとそうなんだと思います。ただ、わたしはそれだけでは救われる気がしません。
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ずいぶん前から、わたしは将来のこととか、今後の人生について考えては憂鬱になるのを繰り返しています。
周期があるようで、決まって1〜2ヶ月に1度くるようです。1日の中では、午前中が憂うつタイムである場合がほとんどです。
まさに最近その周期がきたのか、毎朝会社に行くのがつらいです。会社にストレス要因があるとは考えにくく、自分の心の問題です。
こんな状態でも会社に行き、見い出せば見つかるはずのやりがいにも手を伸ばさず、かといって転職できるほどのスキルもマインドも持ち合わせていない。
1人で大海に浮かび、つい気をそらしてしまったがために、自分がどこから来てどこへ向かおうとしていたのか、すべてをすっかり忘れてしまった気分です。
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冒頭でオリオン座について触れました。
お星様からみたら、自分の将来への漠然とした不安とか悩みなんて、つまづくことのない小石のような存在だと思います。なのにわたしは定期的にそれに囚われている。ひょっとしたら「囚われている」のではなく、自らつかみに行っているのかもしれません。
まじめに生きたいのでしょうね。真に生きたい。でなきゃ、どこかで「ま、いっか」と思えるはずですから。
生きていくうえで何が重要なのか。どんな状況であっても、守り抜きたい精神はあるのか。。
うまく言葉にできませんが、「お天道様からみたら取るに足りない悩みだぞ」と言われても、聞く耳がもてません。そのかわりに受ける傷や苦しみは、むしろ甘んじて受けようという気持ちすらあります。
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ときに、自分にわざと厳しくすることがあります。「迷ったらイバラの道へ進め」なんていうかっこいい格言を胸にいだいているわけではなくて、自分を試してやろうという気になることが、たまにあります。
そうはいっても、どこかで予防線を張っていたりするため、本当の意味でのイバラの道には進んだことがありません。だから休職に追い込まれた会社に今も在籍しているし、「俺はもう貯金を切り崩してなくなったら死んでやるんだ」なんてハードボイルドな考えだって、浮かんだとしても実行には程遠いのです。
それが良いのか悪いのか。なんともいえないこの狭間のなかを、卓球のピンポンのように行き来しているわたしです。弾かれて弾かれて。疲れたのでもう寝ます。
今日はこのへんで。ではでは。