外でタバコを吸ってた上司の一言
定時になり、いつもの時間に会社を出ました。
出入り口を出て数メートル歩いたとき、後ろから「お疲れさま」と声をかけられました。タバコ休憩中の昔の上司でした。
目があいます。わたしも「お疲れさまでした」と一言あいさつと会釈をしたのち、歩を進めました。
なんてことはない風景です。ですが、「お疲れさま」と笑顔で言われて、とても気分が良くなりました。
思いおこせば3年前
わたしがはじめて社会人になってからの、最初の上司の人でした。面倒見が良く、仕事もできると社内でも高評価です。
その上司のもとで働きましたが、仕事そのものと肌に合わず...。働いて1年ちょっとで休職してしまいました。その直前にはよく相談にのってもらっていたのを覚えています。2人で飲みにいったことも2、3回ありました。
「続けられそうか?」
「無理なら他部署へかけあってみる」
その言葉をきいてたとき、心底ホッとしました。それとなく、辞めるしかないと言われるかもしれないと考えていたからです。しかしそれとは反対に、むしろ「仕事ぶりは評価している」とも話してくれました。
休んでいた間にも、きっと上の人たちとあれこれ調整してくれたんだと思います。わたしのことをよく見てくれていた人でした。今もそうなのかもしれません。
よい上司に出会えました
そんな上司から何気ないあいさつをもらったのは、これを書いている30分前の出来事です。
わたしは異動になってしまったため(させてもらったため)、上司は変わってしまいました。ですが、今でも社内で頻繁に会います。
今までも助けてもらい、仕事終わりには笑顔であいさつしてくれる。いい上司に出会えたな、と思っています。