この3年ブログが始まったのは2016年8月。仕事のストレスで休職したのがきっかけでした。
毎日会社と自宅の往復するだけ。工事現場の監督という職業は性格的にニガテな業務が多く、業者間での調整、頭を下げてお願いをする、わからなくて謝る。この繰り返しでした。
工事現場という環境もよくなかったです。呼吸器系がもともと弱いため、ホコリや砂が舞う場所はとても苦しい。花粉症もひどいため、春の屋外作業は地獄でした。
足元にはつまづきそうな段差がたくさんあるし、背後で急に何かを切断するような甲高い作業音も鳴る。仮設足場は小さくグラグラ揺れるし、強面な職人さんがたくさんいる。
こんな環境でも慣れようと1年半頑張りました。入社するときも正直あまりいい気分ではなかったのですが、とりあえず頑張ってみようの精神でした。
ところが建物が完成する前に体調が悪くなり、激しいめまい、吐き気、頭痛に悩まされるように。外出が難しいほどのレベルだったので休職となりました。
これが2016年8月のこと。
熱中できる趣味もなくて、仕事もいそがしいため時間もない、あってもやりたいことをやる気力がない。そうして急に休むしかない状況になり、急にぽっかり時間ができてしまった。
もともとブログをやってみたいという小さな興味があったし、ブログを起点になにかやりたいことを見つけたいという願いもありました。
性格もすぐ悲観的になりがちな傾向があるし、楽しいことよりツライこと、苦しいことにばかり目がいきます。そんな自分を変えたかったという気持ちもあって、3年間続けてみようと決めたのでした。
そうして現在にいたります。
これを書いているのが2018年11月。そろそろ12月になる時期なので、3年後となる来年8月まで残り8ヶ月ほど。
こうした思いではじめたブログの良い点は、過去とどれほど自分が成長したか、環境がどう変わったのかがわかるということです。
どう変わってきたのか、ざっくり書いてみます。
- ブログはSNSを通して、似た症状(適応障害)になやむ人たちと知り合いになれた
- 社会復帰できるまで回復し、復帰してからそろそろ2年がたとうとしている
- 少なくともサラリーマンとして働ける状態に戻った
- 異動先となった新たな職種は、自分の性格に比較的フィットしている(建物の図面を描く部署)
- 残業もほとんどないため、給料は減ったが時間の融通が利く
- たくさん本を読むようになった。ブログを通して「これ読みたい」と思うことが増えた。
- 新たな趣味として「カメラ」を手にした
- 写真を撮ることに没頭し、もう一つの写真ブログまで作った
- 写真の腕をみがくため、写真教室に通うことを決めた(来週からスタート)
- 適応障害は治ったものの、健康的とはいえないレベルのうつ状態が時々現れるため、抗うつ薬を飲み始めた
- 薬を飲んで1ヶ月を過ぎ、そのおかげもあって気力が保持されるようになった。やりたいことをやるエネルギーが仕事後も残るようになった。
- 仕事や人生全般について相談できる人と出会えた(2人)
とても大雑把ですが、時系列で思いつく限り書き出しました。
ちょうど2日前、会社の先輩と2人で飲みに行きました。
その方は転職経験も豊富で、毎日をアクティブに過ごしていました。身体をトレーニングし、英会話スクールに通ったり、国内旅行にいっていたり。年齢が10離れているとは思っていなくて、知ったときは驚きました。
かっこつけたり見栄をはったりせず、ありのままに相談できる人がいると助かりますね。その方には大変感謝しています。
話にまとまりがないですが、書きたくなったので書いてみました。
ブログを始めた当初は「書き方を統一したい」「読みやすく見出しをつける」などの工夫をしていました。少なくともそうしようとするやる気があったのですね。今はもうありません。他者を意識したスタイルが剥がれ落ち、自分のブログに必要最小限の要素だけが残りました。
また気分で更新します。では。
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