佐藤優さんの著書『交渉術』を読みました。
僕の知りたかったことはあまり書かれていなかったのですが、佐藤さんの外交官時代の話は面白かったです。
交渉のなかでも、断り方って悩ましいですねよね。
後半はそんな話をしています。
断り方を知りたい
前半は本の感想について。
後半では僕の最近の出来事について触れています。
『交渉術』
結論からいうと、この本はテクニック本ではありません。佐藤さんの外交官時代の経験談のお話でした。
各国のスパイ活動については、映画を見ているような感覚で面白かったです。
『交渉術』というタイトルから、僕はてっきり方法論の本かと思っていたのですが違いました。外交官らしく、日本の政治家たちとのやり取りの話がよく出てきます。
「〇〇総理があのときこんな事を言っていて……」という話が続く箇所も多くあって、半分も読まないうちにギブアップしてしまいました(笑)。
本の裏面には「ビジネスマンの実用書としても役に立つ」とありますが、うーん……たぶんそれならもっといい本があるような気がする、というのが僕の感想です。^^;
庶民向けの交渉術を学びたい人にはあまりオススメしません。
一方で、庶民には知らされない世界の裏舞台の話に興味があったり、世界を股にかける仕事をしたい人には読む価値は大いにあると思います。
特に、外国人の心をつかむ方法は読んでいてタメになりました。
ヒゲ脱毛
交渉のなかでも、特に難しいのが「断り方」だと感じています。
実は先日、ヒゲ脱毛の体験に行ったんですよ。体験料はすごく安かったし、ヒゲ剃りもたまにやりすぎて肌がヒリヒリしたりして、困っていたので。
ただ、契約する気はゼロでした。だって高いに決まってるから。○○万円出すほど悩んでもいなかったから。
ところが、です。
はじめから予想していましたけれど、勧誘がすごかった。
「このままだとこうなっちゃうんですよ。イヤじゃないですか?」
「脱毛しない理由なんてないと思うんですよ。そう思いませんか?」
こんな感じでグイグイ来ました。
もうちょっといい言い回しないの?って思いながら話を聞いていましたが、このあと僕は困ってしまった。
ハッキリ断れないんですよ。
心はやらないって決めているんですが、どうやって相手を悪い気にさせずに、こちらも悪い気にならずに話を終わらせることができるか。
これって案外難しくないですか?
こんなときどうする?
誘われて、それを断りたい。
そういうシーンって日常生活でも多いですね。
「からあげが揚げたてなので1ついかがですか?」
コンビニでありそうです。
こんな誘いなら「いや、いいです〜」といって逃げてしまえばいい。何も問題もありません。
困るのって、こういうときです。
ママ友からお茶会に誘われたが行きたくない。
PTAの役員にされそうだがやりたくない。
同僚とご飯に行くが、提案された場所は遠くてイヤだ。
「いや、いいです〜」では逃げ切れませんよね。^^;
逃げてしまうとあとに尾を引いたり、そもそもその場から立ち去れないこともあるし……。
こういうときって、みなさんどうしているんでしょうか。
よかったらコメントください。。
さいごに
断るのって、本当に難しいと感じています。正確には断ること自体が難しいのではなくて、相手を悪い気にさせずにこちらの意見を通す(あるいは伝える)のが難しい。
ちなみにヒゲ脱毛のときは、「気軽に来ちゃったんです!。本格的な脱毛には興味がなくて……本当に申し訳ない、すみません」って、謝りました。
謝られると、勧誘しているお店としては立場に困ったようです。ふふふ……。
そんなこんなで『交渉術』を読んでみたのですが、知りたいこととはちょっと違いました。
ただ断り方も立派な交渉術の1つです。
そもそも交渉術って社会で生きていく上で身につけておきたいスキルですものね。
断り方も含めて、交渉全般についてもう少し触れていきたいと思いました。
ではまた。
▽断り方の本っていろいろあるんだね!
こういうのもいいかもしれない。