奥田英朗の短編小説集『ヴァラエティ』を読みました。
手軽に読めるストーリーたちで、サクサク読めておもしろかったです。
感想
「おれは社長だ!」「毎度おおきに」
脱サラして起業した男の物語。社長って大変なんですね。軌道にのるまでは収入と生活が直結していて、そのリアルさがありました。
「ドライブ・イン・サマー」
お盆休みの高速道路での話。ブラックユーモアな内容でした。現実に起こったら大変だろうな〜。どうしてこの夫婦は結婚してしまったんだろうかと、読み終わった今でも考えざるを得ません。
「セブンティーン」
17歳の娘を持つ母親が主人公。子供に対しての親の気持ちがありました。外側からみる青春ってこんな感じなんだね。
「夏のアルバム」
これは子どもたちの日常が描かれていました。自転車の補助輪を外したい小学2年生の西田くん。なんだか読んでいてかわいかったです。
さいごに
いろんな物語があつまった、まさしくバラエティに富んだ1冊でした。おもしろくて1日で読んでしまった。
小説は最近だと村上春樹ばかりだったので、たまにはこういう別の人の作品もいいものですね。
まだいくつか積読している小説があります。読んでいって、感想を書いていきたいです。
ではまた。
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