大学生の頃の友人です。
とても気の合う彼とは毎年、この夏の終わりに会っています。
また1年ぶりに顔をあわせて、昨年からの出来事を語り合いました。
彼は大切な友人です
長く続く仲は、いつまでも大切にしたいですね。
毎年この夏に
突然のメッセージです。
「久しぶり!元気~?」
LINEですら、彼とのやりとりは1年ぶりです。思わず笑みがこぼれました。ちょうどわたしも、彼に会おうと思っていましたから。
彼との出会いは、今でも覚えています。
大学が始まって1日目の、入学ガイダンスを受けるために並んでいた列の、すぐ前に並んでいたのが彼でした。
話をしていくうちに、かなり気が合う人だということがわかりました。
たとえば、見ているテレビ番組が同じだったり、音楽の趣味が似ていたり。話し出すタイミングが同じだったり、考えていることもけっこう似ていたりして。
♢
そんな彼とは同学年だったのですが、一緒に卒業することは出来ませんでした。
就職活動の際、進路に迷った彼は、半年間休学することに決めたのです。
彼はそのことを、大学の友人には誰にも話さないでいたようで。みなで顔を合わせる授業もなく、研究室もみな違ったので、誰もまるで知らなかったのです。
わたしが知ったのはたしか、就職が決まったこの夏の頃だった気がします。
卒業してから聞いてみると、就職で迷ったのは小さなきっかけに過ぎなかったようでした。
大きな理由は何だったのかと尋ねると、彼はこう言いました。
「うつ病なんだ」。
本当に、知りませんでした。言いにくそうに話してくれたのが、まだ印象に残っています。
聞いてみると、彼は中学生の頃からうつ病だったらしいのです。大学生になってからは比較的安定はしていたものの、心に負担がかかるとすぐ支障が出るのだと。
彼の場合、就職活動と卒業研究が重なったことが、極度の負担になったようでした。
♢
そんな彼とは毎年、いつも夏の終わりに会っています。
今年の顔合わせが先週の金曜日、9月1日の夜でした。
1年ぶりに会う友人
お互いの、この1年間の出来事を話しました。
わたしは、適応障害から復帰したこと。職種が変わったこと。給料は下がったけれど、その分自由な時間ができて充実していること。今はカメラに夢中で、カメラ用のリュックを背負い、つねに持ち歩いていること。
彼は、アルバイト先を変えたこと。仕事先の人間関係がとても良いこと。バンドを組み、今度ライブをやること。CDを出すために、メンバーで貯金しあっていること。
19時に会い、解散したのは23時。どうやら4時間も一緒にいて、ベラベラしゃべっていたようです。(^^)
そうは思えないほど、時間はあっという間でした。
バンドのライブは、今月末にやるそうです。
ライブの誘いと同時に、演奏している写真も撮ってくれるように頼まれました。返事はもちろん「いいよ」です。
わたし、彼が高校生からギターをやっているのは知っています。彼もまた、わたしが写真撮影が好きなことは知っています。
ところが、互いにその姿を見たことはないのです。
わたしは彼が演奏する姿を見たことはありません。彼もまた、わたしがカメラを握った姿を見たことはありません。
そんな互いの知らない姿を、今月末、始めて見せ合ってこようと思います。
~あとがき~
お読み頂きありがとうございます。さて、ここからはわたしの友だち事情の話です。
♢
社会人になると友だちは作れなくなる、なんて聞きますが、まったくもってその通りです。
中学生で2人、高校生で1人、大学生で1人。この4人くらいしか、わたしの友だちはいなさそうです。
そもそも友だちの定義というか、友だちとそれ以外との線引きは人それぞれです。
ここで言うわたしの友だちとは、「頻繁に連絡する仲ではなく、1年に1回くらい会って話をするような人」のことです。
じゃあ、それ以外の友だち、すなわち「頻繁に連絡する仲の友だちはいないのか?」と聞かれれば、そうです。その通りなのです。おりません。
♢
人との交流については、昔から「狭く深く」のタイプでした。それは今も変わりません。
ブログやTwitterの行動でもお気づきの人がいるかもしれませんね。あまり多くの人と絡んだり、わちゃわちゃするのがニガテです。
ネット上であっても、「狭く深く」やりとりをし、交友関係を深めていけたらと思っています。
ちょうどこれを書いている今、わたしの頭には何人かのブログ友だちが思い浮かんでいます。
ひょっとしたら、その中にあなたがいるかもしれません。いつかお会いしてみたい人が、何人かいますから。
ではでは。