海の男たちの映画『マスター•アンド•コマンダー』の感想です。
オスカー賞受賞俳優のラッセル・クロウがH.M.S.サープライズ軍艦艦長“ラッキー”ジャック・オーブリー役で主演するこの映画は、パトリック・オブライアンのベストセラーである歴史冒険小説を映画化したもの。ナポレオン率いるフランス勢力に勇敢に立ち向かうオーブリーの姿を描いた作品だ。
Amazonプライムビデオより
船での生活は過酷です。船長の指示のもと、一人ひとりが与えられた役割をこなしながら、時には酒をのんでお祭り騒ぎをたのしみ、ときには下の者から陰口をたたかれてつらい思いをしたりもする。
敵と遭遇して戦闘をし、その後片付けや修繕も船の上、そのための資材も船にあるもので限られる。病気の治療、外科手術も船の上。ぜんぶ船の上。過酷だけど、そんな日々に生きる男たちのストーリーでした。
船の上での生活は、社会の縮図のように感じました。
普段は仕事ばかりで、楽しみはほんの少ししかない。それでも仕事の中にたのしみを覚えて船員たちは生きていました。
それでもやはりそこは人間社会ですから、いじめがあったり、やむを得ない方法をとることしかできない場合があったりなど、そんな過酷さが現実を表していました。
下級船員から陰口を言われて病んでしまい、最終的に自殺してしまう上級船員。右腕を負傷し、うまく対処できないがゆえに麻酔無しで腕ごと切断される若者。
そういうのを見ると、まったく同じ環境は現代にはありませんが、似たような出来事や状況はどこにでもあるよな、なんて思いました。
上映2時間超えの作品ですが、映し出されるのはずっと船の上です。それでも飽きずに鑑賞することができました。
映画については詳しくはありませんが、見応えのある作品だったと思います。
ではまた。
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