【イノベーションオブライフを読んで】とにかく”外へ外へ”
イノベーション・オブ・ライフという本を読んでいます。
今回は、書評ではありません。僕が読んでいて思ったことを1つピックアップして、話していこうと思っています。
どんな本なのか
まずはかるく紹介します。
著者はクリステンセン教授といって、ハーバードビジネススクールの名物先生なんだって。卒業生に向けた特別講義は、毎回学生たちで教室が溢れかえるんだとか。
本の内容はこんな感じです。
- どうすれば幸せで成功するキャリアを歩めるのか
- どうすれば伴侶や家族、親しい友人たちとの関係を良好に保てるのか
- どうすれば誠実な人生をおくり、罪人にならずにいられるのか
これに対し、教授はこう考えます。
『どんな人にでも等しくあてはまる答えを考えていこう。
そんで、それを理論として打ち立てて、幸せになるための拠り所にして生きていこう』
こうした本って、読んでいくとただ自慢話を聞かされているみたいでイライラすることもあります。
でも本書はその真逆かな。読み応えがあって、サクッと読んでメルカリで売っぱらう、なんてことがしにくいです。忘れた頃にまた読みたくなるはず。それくらい、素晴らしい一冊でした。
あなたがもし人生に不安なく毎日過ごしているのなら必要ない本です。でもそうじゃないって言うのなら、手にしてみてもいいのかも。
図書館で借りてもいいと思います。
本から気付かされたこと
本書には、企業文化の作り方かた家族との人間関係に至るまで書かれています。人生の大事な側面についてたくさん語られていました。
その中で僕自身いちばんグッときたのは、仕事の選び方のお話。
クリステンセン教授はこうおっしゃいます。
やりたいことが見つかっている人とまだ探している人で、取るべき戦略が違ってくるよ
どういうことでしょう。続けます。
外へ出ていろんな物事を試しながら、自分の能力と関心、優先事項が実を結びそうな分野を、身をもって知ることだ。本当にやりたいことが見つかったら、そのときが創発的戦略から意図的戦略に移行するタイミングだ。
象牙の塔に引きこもってたって、答えがわかるワケもない。外に出なさい。いろんな人に会って、どこに自分の心が引っかかるか確かめなさい。
意図した戦略を取るのは、やることがわかっている人。わかっていない人は、創発的になっていろいろ実験するしかないよ、ということでした。
とにかく”外へ外へ”
これまで何度か人生の先輩たちに似た相談をしたところ、これと同じような答えをいただきます。
僕が通っている心理学のスクール「日本メンタルヘルス協会」の先生はこう言っていました。
若いうちはとにかく人に会うといい。講演会に参加してみるのもオススメ。とにかく、いろんな人の話を見聞きして、いいなと思ったところをどんどん吸収しなさい。そうやって自分をデザインしていこう。
そう聞いて、僕はオンラインで開催される講演会に参加するようにしています。最近はガンについての講演会に顔を出しました。(^^)
そうやって外へ外へと意識を広げていったら、今年に入ってすぐ、ふと働きたい場所が思い浮かびまして。本当に”ふっと”湧いたんですよ。年越してすぐのある日のお昼、ひなたに当たってボーッとしているときでした。
で、すぐ連絡をとったら、インターンとしてうちに来てもいいよ、という返事をもらいました。
これのことね。↓
連絡をとったとき、別に本にあったことを思い出したわけではありません。ただ、外へ外へと意識していたら自然とこうなった、というのが今思い出してみたときの感想です。
人に言うと、ものすごく驚かれます。
「どうしてそうなった!?」
「大丈夫?怪しいところじゃないの?」
などなど。
僕からしたら、成るように成っていると思っていますけれども。^^;
山奥で農業にチャレンジするので、都会生活に疲れた人とか、仕事がうまく行かなくなった人なんかが集まる予感がします。そうでなくても、これまでの自分が出会わなかっった人たちが集まるはず。
自然にふれる生活をするなかで、集まった人たちと対話を重ねる。そうやって、また人生を考えていきたいと思っています。
さいごに
はじめに言ったように、今回は書評ではなくて、読んで思ったことを書き起こしてみました。
昨年一度読んだときに感想を書いておけばよかったんですけどね……めんどくさがってしまいました。^^;
このあとまた少しずつ書き起こしていくつもりです。
けっきょくアウトプットですよねぇ。読んだままだともったいない。
というわけで、今回は以上になります。ありがとうございました。
ではまた。