辛かった就活から約2年経ち、また新たな壁にブチ当たっています。^^;
ここで紹介する本は、3ヶ月ほど前に買って読んでいた、仕事に関する本です。
好きなようにしましょう
今回読んだのは、こちら。
楠木建さんの『好きなようにしてください』。
どんな本なのか、ザックリいうと……
- 大学生から中高年のサラリーマンまで、いろんな人からの仕事に関するお悩み相談に著者が答えます。
- 著者は、まず寄せられた相談にこう答えます。「好きなようにしてください」と。(笑)
- 全体的にユルくて優しい体裁です
- 本質をついた強い言葉もたくさん見受けられます。
- 本の厚さは約3cmくらい。載っている相談は50個。つまみ読みできるので、のんびり読み進められます。
どうしてこの本を手にとったかというと……実は今、ストレスが原因で体調を崩してしまい、会社を休んでいます。
正直、今後どうなるのか、どうしたらいいのか全くわかりません。
そこで、なんでもいいから安心させてくれる、優しめの本を探していたところ、本書にたどり着きました。
ユルいけど本質をついている
まだ全部は読み終えていないのですが(400ページくらいあります)、読んでいて思ったのは、それらしくない「仕事のバイブル本だな」という印象です。
それらしくない、というのは、全体的にユルいんです。語り口調も話し言葉です。
そして何より、まず寄せられた相談に開口一番「好きなようにしてください」と言い放ちます(笑)。
わたしは最初読んだとき、「まぁそうだわな、他人のことだし。みんな違うからね。」という印象を受けました。なげやりというか、そんな軽い印象。
しかし、それに続く筆者の主張が、とても納得のいくお話でした。
たとえば、このような言葉が出てきます。
- キャリアというのは、基本的に自分が自由意志に基づいて選択するもの。
- 誰かの役に立つのが仕事。自己満足なら趣味。
仕事をしていると、いちいち小難しいことは考えなくなりますね。自分がどうしてこの仕事をしているのかとか、仕事で本当に大事なことってなんだろうとか。
この本を読んでいると、目が覚めるというか、原点に戻るというか、そんな感覚になります。
だから、わたしは本書を「仕事のバイブルだ」と思ったのでした。
真面目な人ほどオススメ
真面目な人ほど、いろんなことを考えて悩んでしまいますね。
仕事でいえば、
- 今後のキャリアはどのようなものにしたらいいか?
- 転職も考えようか?
- スキルとして今何が必要なのか?
人間関係でいえば、
- なんだかあの人とはうまくいかない
- 信頼してた部下から不満をぶちまけられた
- 転職したけど全然馴染めない
もう、挙げていったらきりがない(笑)
そういった悩みや迷いに、著者がゆるく、でもとても納得のできる回答を提示してくれます。
真面目な人は、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
読んでみる価値はあると思います。
振り返ってみて(2022年)
はい。上までが2016年8月に書いた文章です。
そして今(2022年)昔の記事を読み返し、これを書いています。
この本を読んでから5年以上経っていますが、今でも手元に残してあります。ときどき振り返って読むことがあるんですよ。
このときすでに適応障害を発症しており、その後6ヶ月の休職を味わいます。
そしてさらに2020年に再び適応障害になり退職することになります。
▽1回目(2018年)
適応障害の具体的な症状について。症状〜休職まで
▽2回目(2020年)
2度目の適応障害になった話
ところでわたしは今、国家資格キャリアコンサルタントの勉強をしています。
次のステップに向けて努力している状態ですが、仕事に対する悩みは消えません。そのときそのときにカスタマイズされた、別の悩みや苦しみに入れ替わるだけです。
だからこそ、どんなときにも支えてくれる何かが必要なのです。わたしにとってそれが、今でもこの1冊なのでした。
よかったらぜひ読んでみてください。オススメです。
ではまた。
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