スタバで、アイスコーヒーを飲んでいたときのこと。
目の前が窓になってて通行人が見える。そこでさっき、小さな男の子が走ってて転んで、でもすごく笑顔で、また立ち上がって走っていった。
最近、そういう小さな子の姿をみると自然と自分を重ねてしまう。
そんな時代がきっと自分にもあったのだろうと思いを巡らしつつ、今は生き死にの間で悶え苦しんでいる。
そんなことは考えないままでいられたらどんなに楽だろうかと思ってしまうな。
つねに引っ張りあっているわけだ。生きる方へと、死ぬ方へと。
それは例えるなら晴天の天気で、日差しの強い太陽。光が強いから影も強い。
人生を天気にたとえるなら、どんな天気がいいのだろうか。わたしは一度考えたことがある。
最初はイタリアかどこかの、一年を通して温暖な気候の場所を思い浮かべた。たしか雨も多くて、でもすぐに止むもんだからみんな傘は持たずに外出するんだったっけ。
そんな、普段は温暖だけどときには土砂降りの雨で、でもたいていはすぐに晴れ渡るような。そんな天候の人生がいいなと思った。
子供のころに戻りたいかと聞かれれば、戻りたくはないと答える。あらゆる制限、縛りが多すぎた。
ではいまが一番言いかと聞かれれば、なんともいえない。この状態が人生で永遠に続くと感じると苦しい。
たのしかった時期もあるし、そういう出来事もこれまであった。だけれど、それらはどれも長続きしなかった。自分で断ったものもあるし、自然消滅したものもある。いずれにせよ、終わりがあった。
同じように、つらい時期や出来事には終わりがあるのか。そんなこともないだろう、こちらは引きずるものだ。そう思うのは、たぶんネガティブ思考のせいだろうと思う。あるいは人間の本能における危機管理思考かもしれない。
止まない雨はない。ずっと続く晴れもない。どちらかだけってのはありえない。
でももう少し晴れが多くても良いんじゃないかと思う。
30歳になるまでに残り100日もない。なんだかイヤだなぁ、というのがいまのホンネ。