このブログをよく読んでくれている人にはバレバレですが、僕は現在恋がしたいと思っています。
恋がしたいというより、特定の誰かと深い関係になりたいのね。
温かな気持ちになる
普段はあまり意識していなかったことを考えるようになると、とたんにアンテナが敏感になるということがありますね。
子供が生まれたから身体にいい食材を探すようになったとか、
転職しようと思ったから他の人の転職話が気になり始めるとか。
恋がしたいと本気で思うようになってから、やはりそれに関連する風景を見たりするとつつい見ちゃうわけです。
最近あったことだと、たとえば……
帰宅途中にラブホテルの前を通るのですが、そこへ老夫婦が入っていった日がありました。見ていてとても温かくなり、素晴らしいなと感じました。
散歩しているとき、高校生の男女が自転車をとめて、手を握りあっていました。
僕がそばを通るときだけわずかに警戒したようですが、またすぐ2人の世界へ戻っていったようでした。
あの2人の周りには、ピンク色のオーラが出ているように思えました。
街を歩いていれば、同い年くらいのカップルをよく見かけます。
羨ましいー!というより、どちらかというと祝福というか、いいですねぇ〜!!って感じて眺めています。
ブログの隅から隅まで読んでくれている人は、僕に5年半ほど付き合っていた彼女がいたことを知っているかもしれません。
ただそのときの僕の恋に対する考えは、今とはだいぶ違います。あのときは、よくわかっていませんでした。
自分の人生が非常にグラグラしていました。
価値観も考えも、人生で大事にしたいことも。
恋愛を通して成長する部分は大きいです。
だけどもう学生ではありません。たのしいとか成長できるからする恋愛は卒業して、対等な存在どうしだから成り立つ恋愛がしたいです。
親密性 VS 孤独
キャリアコンサルタントの勉強をしているなかで、エリクソンの発達理論を学びます。
各年代を8つに区分けし、それぞれにある課題を乗り越えていくことで人は成長していく、と唱えました。
それによると、僕は第6段階の成人前期(23~34歳)に該当します。
課題は「親密性 VS 孤独」。
この時期は、特定の誰かと親密になろうとする。性別は関係ない。
その際、付き合う者どうしが自我同一性(アイデンティティ)を獲得していなければならない。相手を尊重することを学ぶ時期でもあり、相手の存在そのものを愛する時期でもある。
これに失敗すると、特定の誰かと付き合うことで自分を失うのではないかと恐れるようになり、その場から逃げるため孤独になる。
ここで上手くいかない場合は、一つ前の課題に向き合うことになります。この場合は第5段階の思春期〜青年期、課題は自我同一性の「獲得 VS 拡散・混乱」です。
すなわち、他人と親密になるにはまず自分の確固たる自我を持っていないといけない、ということなんですね。
僕はそこで躓いていたように思われます。
自分がこの人生でどう在りたいのか。どんな方向に向いたいのか。それを認識するのがアイデンティティの獲得です。
エリクソンは、これは獲得したその後も随時更新されるため、生涯にわたる課題だとも言いました。
実際にそのとおりになっているのでむしろ安心です。僕のこの恋がしたいという感情も、親密性に含まれているんだと思います。
さいごに
難しいことはおいておいて、やっぱり恋っていいなと思います!
深く結びつく関係に憧れます。