近所のチェーン店カフェに来た。
15時。お昼と夕方のあいだ。客の入りも穏やかな時間帯。
席について読書していると、2人の店員さんたちの喋り声が聞こえてきた。
仕事中の私語はつつしむべきという考えもあるが、客をほったらかしにしなければお喋りしていてもいいと思う。
なぜなら、従業員が楽しそうに働いているほうが、客は親近感を抱くと思うから。
これと反対に、とある牛丼屋さんにはあることをきっかけに行かなくなった。おいしいのだけれど、従業員に過度な労働を強いているというニュースを見たためだ。
そういうお店にはお世話になりたくないと感じ、それ以降は避けるようになった。
安ければいいわけではない。
おいしければいいわけでもない。
それらより、もっと根元的で大事なことがあると思う。
働く人もサービスを受ける人も。
活き活きとしていられること。
これが一番大事だと思う。
利益を追求するあまり無視してきたヒビがいよいよ広がっていって、そろそろ限界に達する企業が出てくるんじゃないか。
占いの世界では、利益や所有が大事にされた地の時代は終わり、人との結びつきが重視される風の時代に入った、なんて言われています。
どんな会社も、相手があってこそのビジネス。
相手にやさしくない姿勢は、これからの時代で淘汰されると思う。
というか、そうであってほしい。
ただし、安さよりも心地よさや優しさを重視するには、回り回って一般市民の懐がある程度潤っていないと成り立たないのも事実。
今後の社会はどっちに転がっていくのかなぁ。
カフェでコーヒーを飲みながら、そんなことを考えました。