苦しかった仕事をやめてから、実に3年ほどかけて変わっていったことがある。
見る夢のタイプだ。
代表的な夢
それまでは、よくこういう夢をよく見ていた。
何かから逃げる夢
つかまったら殺される夢。場所は学校だったり商業施設だったりした。
何かに怯えるようにして走って逃げ回り、隠れる。
見つかることはないのだけれど、とにかく何かが僕をつかまえようとし、それから逃げる夢だった。
探し回る夢
逃げるのではなく、自分が何かを探し回る夢もよく見た。
場所は学校であることが多かった。初等教育のころから大学に至るまで。
知っている場所ではなく、行ったことのない場所(たぶんいろんな記憶が混ざってできた複合タイプ)がほとんどだった。
あるいはどこか知らない公園の一角で、周囲には誰もおらず、人を探して走り回る夢も何度かあった。
このタイプでいつも決まっていたのは、焦っているのが自分だけであるということ。
学校の場合。周囲の人たちは、みんな次の授業のために決められた教室に移動する。そんななか、僕だけが1人焦って走り回った。
「どこだ、どこなんだ」って。
ある教室では、開始直後にドアを開けて、「ここか!?」と一瞬思ったのだけれど、間違っていた。
先生や生徒たちが僕をみる。目を丸くして、キョトンとして。
で、また廊下に飛び出して急ぐ。そんな夢だった。
逃げる夢も探し回る夢も、2020年に2回目の適応障害で退職し、その後1年間何もせずに休んでいると、だんだんと数が減っていった。
翌年2021年、僕は長野県で畑仕事に勤しむようになるが、それからもさらに回数が減った。
今年2022年、いまは8月だけれど、こういう夢はまだ一度も見ていないと思う。
人とふれあう夢
打って変わって見るようになったのは、誰かと一緒にいる夢だ。
一緒にいるといっても種類がたくさんあって、どんな夢があったのかうまく思い出せない。
たまたま昨日みた夢は、10人くらいの人と大きな屋敷をルームシェアしている夢だった。
お互い部屋を見せあって「こっちのほうが広いじゃーん」って言っていたり。
宴会場みたいな場所で読書していると横から「これつくったの、よかったら食べてみて」と天ぷらをもらったりだとか。
いろいろだった。
夢は潜在意識をあらわす、なんていうね。
僕はこれはスピリチュアルではなく、本当にそうだと思う。数日間悩んでいることだとか、心の底にある欲求が反映されている気がする。
僕の場合、最近は人とのふれあいを欲しているのだと思う。夢の内容をみてもそうだし、現実でもそう実感している。
さいごに
あわせて、最近は不思議な夢も見るようになった。
おじいさんに何かを告げられたり、虹色のトカゲが出てくる夢もあった。1週間くらい前は、グニャグニャになった爪(左足の親指)が抜ける夢、など。
できるだけ起床直後に夢占いで調べるのだが、2度寝してしまうと忘れてしまうことがほとんど。
でもけっこうありがたいメッセージがサイトで書かれていることも多い。
信憑性はともかく、悪い気はしない。
現実では憂鬱になることはあっても、夢のなかではいたって普通にしていられる。
それだけは救いだよね。
ではまた。