久しぶりにカメラを持って散歩した。
写真を撮りながら、写真活動をやめようか考えた。
写真を趣味にしていると、たまに言われるのが「写真うまい」って言葉。
言われてイヤではないんだけど、うまいわけではないんだよな、っていつも感じてる。
この日も撮り歩きながら考えてた。
うまいかどうかではなくて、見つけられるかどうか、だと思う。
たしかに、何てことはない景色をいい感じに写真に収められる人もいる。そういう人は写真がうまいと思う。けれど、僕の写真ってたぶんうまいわけではない。上の写真を見てたらわかるように。
そこに水鳥がいたから撮ったし、夕日が水面に反射していたから撮っただけ。僕の写真っていつもそう。そこにそれがあるってことに気がついて、カメラを向けるだけ。
うまい人というのは、さらに上手に撮るための工夫をたくさんしているんだと思う。明るさや色味の調整とか、しゃがんだり頭上にカメラを持ち上げて撮っていたり。
そういう工夫は今の僕にはめんどくさく思えてしまって、やらない。ただ目に止まったものを、カメラを向けてみるとまた違った見え方がして、それがおもしろく感じるから結果として撮影する。
写真を撮り始めて今年で5年を過ぎた。
写真愛好家たちのグループに所属してて、毎年夏頃にみんなで写真展を開催する。でも今年はやめようか迷っている。
写真活動ってお金がかかるし時間もかかるから。
お金でいうと、写真展のために5万円くらい使う。その他に毎月一回の講評会のために写真をプリントして持参するんだけど、そのプリント代も年間3万円くらい必要。で、グループの所属会費として3万円かかる。計10万円は超えてしまう。
さらに写真を撮る時間も余裕も必要で、はじめは楽しかったんだけど、今はもうなんというか身が入らなくなってきた。一旦やめようかな、くらいに思っている。
どうしようかなー。
今月中には返事しないといけない。
新しい仕事も始まるしちょっとムリって感じる。一方で、これまでやってきたことを続けることは、新しい生活とのバランスをとるために一役買ってくれる気もするし。
仕事がはじまってからまた考えようと思う。