「直感が先にあって、そこに頭を加える。逆になると失敗するよ」
以前、とある整体師さんにそう言われてからずっと心に残っている言葉です。
ハートリー・アキコさんの著書『潤う女はうまくいく。』でも、それによく似た直感の話があって驚きました。
自分がどうしたいか
自分の中の男性性が、女性性を全力で守り、自分の中の女性性が望むことを、全力で叶えてあげるんだという強い意思を持つ
『潤う女はうまくいく。』
直感とは女性性のことで、全力で叶えてあげるのが男性性、というふうに理解できます。
男性性だの直感を信じろだの、この手の話は別にスピリチュアルでもなんでもなくて、単純に自分の本心に従って行動した方がいいよね、というだたそれだけの話です。
僕はこう思うのです。
何をしたって何をしなくたって、けっきょくいつかは死ぬのだから、それを考えたら自分のやりたいことをやったほうが良いのだと。
でも、多くの人は自分ではなく他人の評価を気にするし、社会での体裁を意識します。その結果自分の本心のことなんかどこかに行ってしまう。で、「なんでこんなことしているんだっけ」と気がついた人から順におかしくなっていく。
人間は社会的生き物なので、もちろん他人とのすり合わせは必要です。けれど、やはり最後は一人ひとり死んで終わることになるので、すり合わせるだけの人生は嫌だよね。
じゃあすり合わせながら自分の本心も大事にして活かしこうよ、という発想になる。
その本心と連結している具体的行動案が、直感でしょう。
直感で選んだあとのことを、「正解か不正解か」にこだわりすぎると、使っていたとしても、直感は鈍ります。人生に正解・不正解はなく、「自分がどうしたいか」がすべて。
『潤う女はうまくいく。』
「自分がどうしたいか」というのが本心からの声、直感よね。
直感の鍛え方
五感のアンテナを高める、という方法が紹介されていました。
簡単にまとめておきます。
・視覚
風景を眺める、名画を鑑賞する
・聴覚
鳥のさえずり、川のせせらぎに耳をすます
・嗅覚
花を飾る、アロマを焚く
・味覚
テレビを見ながら食べるのをやめて、食べることに集中する
・触覚
上質なシーツで寝る、自分の身体をナデナデする
以上の訓練は、周りに流されず自分の感覚に集中する練習です。
直感を鍛えるとは、いかに周囲に流されずに本心から決断できるか、だと思いました。
さいごに
直感で行動できている人って、心の底から輝いて見えます。たとえそれで失敗していても、少し貧乏であっても関係ない。その人の命が輝いているのだと思います。
『潤う女はうまくいく。』は全体の感想を以前書きました。
女性向けの本です。女性のマスターベーションについても書かれていたりして、なかなか赤裸々に語られています。
気になる人はぜひ手にとってみてくださいね(特に女性のみなさま)。
ではまた。