引っ越し。出ていったところ。
普段は人を部屋に呼ぶ機会がないのだけれど(友達少ないから)、この部屋には3人ほど来てくれた。
前職の会社の先輩、弟、彼女(今は元カノ)。
戻りたいという気持ちはまったくない。ここから先へ続く道はなかった。
けれど、辛い時期を過ごした場所というのは、なにかと思いが詰まっていたりもする。
人はつらいときにしか学べないと思う。「学ぶ」を「気づく」と言い換えてもいいかもしれない。僕はこの部屋にいたとき、多くを学び気づいた。
助けてほしいときに親切にしてくれる人が何人もいた。人生に期待しすぎている自分を発見した。もう十分と思うほど空白のときを過ごし、暇すぎるのは良くないと知った。
昔からの付き合いがより強くなった人たちが何人かいた。
中学生のときの友人、大学時代の就職活動でお世話になった職員さん、そして弟。
新しい場所へ引っ越したのは就職のためなのだけれど、そこは弟が働く会社だ。つまり弟に紹介してもらった形になる。
コネ入社=ラクして入れる、と思っていたけど、書類選考も面接も甘くなかった。ぜんぜんガチ。もちろん身内の紹介というのもあって、「変なヤツじゃない」というのは予め評価されていたとは思う。けれど、「じゃあ君は何ができるの」という点についてはけっこう絞られたように感じる。
でも、絶対に受かりたいと思っていたから対策は十分にやって挑んだ。結果ちゃんと内定が出たので就職が決まった。
で、何もないド田舎に引っ越してきた。(笑)
机とイス、ベッドを買った。
うさぎがいた。口元がハムハムしててかわいかった。
引っ越し初日はスシローへ行った。
長野のスシローのほうが、千葉のスシローより美味しかった(個人の感想)。
少しずつ、自分の部屋になっていく。
日当たりがいいが、夏の今は暑くてしかたない。
人生初マイカーはプリウス。運転が終わるとスコアが出ておもしろい。
外へ出て、一人で運転を頑張る。
腹が減って、はじめて一人で運転したときの最初の食事。
車の運転は、通勤ラッシュを避けた時間帯にしかできない。特に駐車。車と車のあいだには入れたくない。怖すぎる。
今は息するだけで疲れる気持ちだが、少しずつ慣れていくしかない。
そんな感じです。