役に立つ記事ってなんだろうか...。そう考えていたら、「日記記事こそもっとも役に立つのではないか?」と思うに至りました。
ブログを始めたばかりの頃は、もう散々なありさまです。
- バズってみたい!
- かっこいいことを言いたい!
- キレる文章を書いていきたい!
これらをもってして、いわゆる「役に立つ記事」を書いてみたかったのです。ところが、始めてから1年ちょっと経ってみて、依然とはだいぶ考えが変わりました。
最近のわたしは日記記事ばかりなのですが、ふと「日記こそ役に立っているのではないか?」と思いました。
ジグソーパズル
役に立つ記事、立たない記事...。そんなことを考えていたら、ジグソーパズルが思い浮かびました。穴だらけの、大きなジグソーパズルです。
たくさん穴があいていて、「これしか入らない」というピースはありません。みんながみんな、いろんな形のピースを持っています。ただ、どうやら似たようなピースと特徴のあるピース、この2パターンがあるようです。
「役に立つ記事」というのは、似たようなピースを指します。そういう内容を書きたい人は、検索順位を常に意識していて、旬なキーワードに詳しいのです。多くの人が狙っているため、ピースの数も多く、穴がみつかるとすぐに埋まってしまいます。
日記を「役に立たない記事」とは言いたくないのですが、今はそういうことにしておきましょう。こっちはあまり数がないため、特徴のあるピースです。穴もみつかりにくいのですが、その穴は確実に存在します。誰かがずっと、埋まるのを待っています。
埋める価値、埋まった喜び
自分の持つピースでしか埋められないピースが、きっとあると思います。
多くの人に刺さるかどうかは関係ありません。誰かの心が暖かくなったり、考えが深まったりすれば大成功。たった1人で十分です。誰かの心の穴を、しっかり埋めているのだから!
書き手ではなく、あなたが読み手であっても同じです。たまたま読んだ普通の日記記事に深く感じるポイントを見つけたこと、わたしには何度もあります。日記記事を読まない人ならしかたないですけれど、他人書いた日記記事には、飾らない素の面白さとか、考えが深まるきっかけが含まれています。
役に立つ記事とは、たいてい多くの人をターゲットにしています。なので、「万人向け」であって「自分向けでない」なんてことがあったりしますね。日記記事ならば、かえってふんわりしていて、スッと入ってきます。
プロではない、シロウトの書くブログだからこその魅力でしょう。
自分にしか書けないこと
役に立つ内容なら、「すごい!」「たすかったよ!」という反応が返ってきやすいのも事実です。承認欲求も満たされやすいです。日記記事はというと、誰の役に立ったのかがわかりにくいでしょう。反応を示す手段がないこともありますから。Twitterをやってない、とかね。
けれど、役に立つ記事というのは、たいてい他の人が書いてくれていることが多いです。もし誰も書いていなかったのなら、書くのがベストかもしれません。話が脱線しますが、わたしの場合、それでもやる気が出ません。これは性格です。多くの人とより、少人数と深い関係を築きたいと考えることが、原因のようにも思えます。
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さて、もしあなたが、アクセス数や検索順位を意識する必要がないなら、日記に挑戦してはいかがでしょうか。「オリジナリティあふれる記事を書いていきたい!」と思うのならば、日記は最高のテーマになります。
自分にしか書けないこと。それが、ただの日記です。