空の下、川辺の近く。
一昨年の今ごろも、同じようにして過ごしていたのも思い出す。
好きなだけ眠って、起きて顔を洗い、服を着替えて外に出る。
牛丼チェーンでご飯を食べて、そのままふらっとお散歩する。
図書館やカフェ、川辺に行ってはよく読書していた。
仕事をやめる寸前。
会社からの帰宅途中の駅のホームでは、ベンチに座って30分くらいボーッとしていた。
電車が来てドアを開き、人々が出ては入っていく。
そういう動きを、僕だけはそこから一歩離れて眺めていた。
川辺の近くで1人読書しているときも、このときと同じ感覚になる。
散歩する人、ランニングしている人。
川は止まることなく流れ続け、太陽は雲の向こうへ帰っていく。
心に余裕がなくなるのが怖い。
もう少し正確にいうと、いつの間にか心に麻酔注射をし続ける毎日になってしまうのではないか、と思って怖い。以前のように。
でも、以前とはいろいろと違う点も多い。
新しいスタート。うまくいきますように。