最近は夕焼けの時間帯に、よく河川敷に行って読書をしています。
夏の夕焼けはきれいです。今日も雲に隠れた太陽が、赤く大きく見えました。
涼しくて気持ちのいい風が吹いて、なにより日中のモワッとした空気が澄み渡っていく感じがして。
ほんとうに心地いいのです。
□
いつも音楽はスポティファイで聴いていて、『茜色の夕日』はシャッフル再生で流れてきました。
知っている曲ですが、ふいに聴いてみたらものすごく心にしみました。
ボーカルの志村正彦さんは、2009年、29歳にして亡くなりました。
僕がこのまえ30歳になったので、なんだかこう……不思議な気持ちになります。
身近で亡くなった人がまだいないので、こういう気持ちは経験のない感覚です。
生きていく時間が長くなるにつれて、体験することが増えるのだろうと思います。
□
東京の空の星は
見えないと聞かされていたけど
見えないこともないんだな
そんなことを思っていたんだ
フジファブリック『茜色の夕日』
この曲の歌詞は、文字通り「歌にした詞」といった印象を感じさせます。
上記はその中でもいちばん好きな部分です。
詩をよむように
独り言をつぶやくように
隣で語りかけてくれるように歌うんです。
これまで聴いたなかでもっとも好きな曲を1つ選ぶとしたら、これを選ぶかもしれません。
ぜひ聴いてほしいです。
▽同じくフジファブリックの『若者のすべて』について触れた過去記事