なぜ美人を美人と感じるのか。本「意識的な行動の無意識的な理由」
図書館にある心理学コーナーには、いろいろと面白そうな本がたくさんあります。
その中で今回は、オールカラーで読みやすそうな1冊を手に取りました。
オールカラーの心理学本
「意識的な行動の無意識的な理由」。
私たち人間の身体や心の働きについて、「無意識のなかでこんなふうなシステムになっているんですよ」という話が聞けます。
全部で50項目の話が収録されていました。
中でもおもしろかった話を3つ紹介したいと思います。
眼の内側が見える
人の眼の網膜には、色を識別する3種類の細胞が広がっています。
- S錐体:青色を担当
- M錐体:緑色を担当
- L錐体:赤色を担当
これを読むと、網膜に広がる3種類の細胞分布がザックリとわかります!
おもしろかったです。
物語のしくみ
小説を読んだとき、その文章は物語として認識できる。
でも、新聞を読んで物語だと思う人がいないのはどうしてなのか。そういう話が書かれていました。
ページの最後はこう締めくくられています。
人間は心の中に物語を持っている。物語を読むことで、心の中のスクリプトは無数に増えていく。
物語を読むことは心を豊かにする素晴らしい娯楽と言えるのだ。
物語(小説)を読むようになってから、こうしたことは度々感じられます。
美男美女の条件
いちばんおもしろかったのはこの話でした。
イケメンや美人は、そもそもどうして顔がいいと感じるのでしょうか。
書いてしまうとタネ明かしになるので触れませんが……奇妙な実験から得られた事実に拍子抜け。
へぇ、そういうことだったのか。
と思うはずです。
さいごに
近所の図書館で借りました。
定価2400円となかなか高いので、借りるのがいいでしょう。
なかなか読みやすいですし、面白そうな話だけをピックアップしてみても十分たのしめると思います!!