ついてないな。という出来事が続いていたので書きました。
お尻
夕方、日が暮れる寸前に散歩をし、公園にたどり着いた。
石のベンチが4つあった。手前の1つに座ったら、お尻が濡れた。
午前中に雨が降っていたのを思い出した。
隣のベンチを触ると乾いていた。そこに移った。
去り際、残り2つに手を当ててみてたが、まったく濡れていなかった。
最初に座ったベンチにはまだ水が溜まっていた。
真ん中が少し窪んでいたことに気がついた。
ついてない。
なんで少し寒いこの日に限ってお尻が濡れるのか。
けれど、基礎体温高めな僕が10分くらい歩くと、ジーンズのお尻はもう乾いてしまった。
足腰のわるい老人だったらキツかったと思う。
券売機が壊れる
出先で、ものすごくお腹が減ってしまった。
ちょっとガマンすればいいやというレベルを超えていたし、そのあと大事な用事もあったため、中途半端な時間だけれど急遽牛丼を食べようと決めた。
探すと近くに松屋があった。迷わず入店する。いつものお店だからメニューにも迷わない。淡々と券売機を操作した。
けれど、こんなときに限ってアクシデント発生。いきなりエラー表示。
買えなくなってしまった。
店員さんを呼んでも、ご飯をつくっているためなのか、厨房から出てこない。
ついてない。
なんでひどい空腹のいまに限ってすぐ買えないんだ。
けれど、店員さんとしてはラッキーだったかもしれない。
僕の後ろにはちょっと怖い感じのお兄さんが待っていた。
その人でエラーが出ていたら、店内に怒号が響いていたと思う。
それじゃあ食事を待っている僕も気分が悪い。
それを考えると、僕でよかったような気もした。
ついてない人
コンビニのコピー機を使っていたら故障した。
といっても印刷自体はちゃんとできていて、終わっているのに印刷中マークが消えないというエラーだった。
そのまま知らん顔して立ち去ることもできたが、おつりの10円が戻ってこない。
10円くらい、と一瞬考えるも、やはりここは責任持って対処しようと思いとどまった。
けっきょく、コンビニ15分以上ただぼーっと待たされてしまった。
あぁ、ついてない。
なんこんなに待たされなきゃいけないのか。
たった2枚の印刷物のためだけなのに。
けれど、急いでいる人のときにエラーが起こらなくてよかったとも思った。
ほんとうに急いでいる人だったら、100円くらいおつりが戻ってこなくたって帰っちゃうと思う。
トンズラしても、たぶんバレない。
何も問題ない。
問題がないのが当然。
問題がないのが当たり前。
けれど、実はそれって「ついている」のかもしれない。
むしろ、世の中には「ついてない」場面だけを回収している人もいたりしてね。