久しぶりのカメラ散歩

こんなに気持ちよく撮影に没頭できることってあまりない。

心底たのしかった。

靴箱に入らなくて片付けてしまっていたドクターマーチン6ホールブーツ。

今日どうしても履きたくて、再び出してきた。

とても気分がいい。

心の声に従うと身体がエネルギーで充填される気がする。

カメラを持ち歩いていると、不思議と上を見る頻度が上がる。

気持ちがいい。

気がつけなかった事柄に目が向けられるようになる。

露出オーバーぎみに撮った。白飛び寸前。

この日はとてもよく晴れていた。

日向は温かい。

手作り花壇。

日陰は寒い。

モノクロにしてみる。

世界がまた違って見えてくる。

自分の影を入れるのも好きだ。

そこに存在することが自覚できる。

知りたいんだと思う。存在を。

たくさん歩いた。

気分がとても良かった。

ライカというカメラを使っているが、これもまた良い。不便なカメラなのでサクサク撮れない。失敗もする。でもそれがいい。昔のマニュアル車のような。手間のかかる筆記具のような。そういう道具とまったく同じなのがライカの特徴だと思う。

時間はみな平等だが、忙しく過ごすかのんびり過ごすか、それは時と場合と人による。今の自分にはゆっくりした時間がほしい。その気持にはあまりにもピッタリなカメラ。

カメラ：LeicaM-P(240)

レンズ：ズミクロン50/2初代（固定鏡胴・後期）

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