2人の自分が出てくる夢を見ました。
その後、昔読んだ本を思い出しました。
夢の内容
自分が2人いた。僕は大きい自分視点で動いていて、スーパーで買い物中だった。
大きな自分は、自分へのご褒美としてジュースを手に取ろうとしてた。そのときに思い出していた。
会社で怒られていた。1ヶ月で辞めた会社。なぜだかわからないが怒鳴られていた。実際には怒鳴られたことはないけれど、小言を言われたりとか、イヤな印象として記憶には残っている。
怒られた、ということを夢の中で思い出し、そういう衝撃を自分で吸収しようとしていた。あれはもう過ぎたことなんだ。もう忘れろ。
自分という存在を緩衝材のようにして、内側に響かないようにしていた。
小さな自分は子供だった。あれ食べたい、これほしい。次から次へと表現していた。まるで遊んでいるような感じで。大きな自分はそれを微笑ましく見ており、彼を見守っていた。まるで歳の離れた兄弟のように。
あれ欲しいこれ欲しいとさわぐ彼のあとに続いて、スーパーの中を歩き回った。
そんな夢。
感想
心理状況をよく表していると感じた。
大きな自分は社会と接している自分。小さな自分は本音としての自分。
西村佳哲氏の『自分をいかして生きる』を思い出す。
この図。まさにこれ。いい本だったから再読しようかと思う。
建設業で働いていたときに買ったのだった。新卒入社してすぐの5月に買っていた。すでに辛かったのかもしれない。
このあと僕はどこへ行くのだろう。
世界には君以外には誰も歩むことができないたったひとつの道がある。その道はどこにたどり着くのかと問うてはならない。ただひたすらに進め。
フリードリヒ・ニーチェ『半時代的考察』第3部