先日、ネットで知り合った方とビデオ通話をしました。
もう5回目くらいなので、その人と話すのは比較的慣れています。
今回は、先日の話した内容、特に仕事についての話題を書き残しておこうと思います。
(長い自分語りです)
ブログにちょこちょこ書いているとおり、僕は先日会社を辞めました。
で、そのことで相談しようとしたら、ビデオ通話をした相手方も今すごく転職しようか悩んでいたんですね。
まさにタイムリーな話題で、大いに盛り上がりました。
ビデオ通話
その人が別の人に転職したいことを相談したとき、相手からはこう言われたそうです。
離職はいいチャンスかもしれない。
前向きに、自分の人生を生きるチャンスと捉えてみてはどうだろうか。
その言葉を受けて、相手方は転職する方へと心が傾いているのだと語ってくれました。
その人は公務員として長く勤めている人なのですが、このタイミングで自分のやりたい道へガラッとキャリアを変えようとしているようです。
実は、僕も相手方もお互い心身に不調をきたしたことのあるため、この資本主義社会にどれだけ自分を寄せるべきなのか、その難しさと無意味さについて、長時間話し合いました。
僕は、会話の中でこんなことを言いました。
これまでの生き方、まさに”生きる型”が合わなくなってきた。特に、周囲に迎合して生きてきたが、自分の特性や興味を無視すると、仕事がつらくなり、結果的にやめてしまうのだと。
企業への選考中では、どうしても評価されようとしてやる気を見せます。でも、知らないうちにそれがやりすぎになってしまい、本当はそこまで思っていないのに、思っているように見せてしまう。自分に対してある意味ウソをついているわけです。
このことは、新卒で就職活動をしていたときに僕自身がヒシヒシと感じていたことでした。
今回1ヶ月で退職してしまった企業の面接中には、やっているときは感じていなかったのですが……退職し、しばらく経ってみて、たしかに選考中のときからウソに似た感覚はあったなと思い出されます。
本当のウソはついていませんが、それでも自分自身で、「やれるんだ」「頑張るんだ」と思っていました。
それが他人に合わせすぎたレベルだったのかもしれません。
僕は今回の失敗を経て(というか新卒のときからずっとだけど)、反省しました。
というのは、やはり自分の興味がまず先にないとダメだ、ってことです。
これは僕だけの話で、働く人全員に当てはまる考えではありません。むしろ、興味と仕事を分離できるように僕は頑張っていました。でもムリだと今回の失敗でわかったので、諦めます。
興味は、自分のやる気の源泉です。
そして特性は、自分の価値観です。
興味がないと、「そもそもなんでオレはこれやってるんだ?」ってなるんですよ。
別に奴隷でもないのに。自由意志で選んでいるのに。でもなぜか、自分の興味がないことをやっている。これが30歳になった今までずっと引っかかっていました。再び失敗したので、いっそのこと興味のあることを仕事にしようと思いました。
そして特性について。
今回の退職は、空間が非常にツラくて退職を選びました。
どんな空間だったかというと、
- 電話が鳴り響く
- 突然鳴る電話に自分が出ないといけない(新人だから)
- そもそも電話キライ
- 声の大きな人がずっと指示出してる
- キーボードを叩く音がずっと聞こえる
- みんな忙しいから声をかけずらい
ザッとこんな感じです。
どうも僕は、音に敏感なのかもしれません。あと周囲のことをすごく気にしている。アンテナが敏感なんです。だから電話も苦手。仕事が中断される。突然鳴り響くあの切り裂くような高音と、人の時間に一方的に分け入ってくる存在が気に入らない。
あと、僕は日頃から感覚を大事にしています。そのことにもつい最近気が付きました。
いや、ずいぶんと前から気がついていましたが、それが自分の基本的な特性の一部だということに自覚がなかったんです。
人の表情の変化や動きが気になってしまうという特性。
手触りや重さ、音などの感覚に敏感であるという特性。
これらを仕事に活かせたらいいよね、という話になりました。
さいごに
人と直接話すって、本当に大事です。
お互い、話しながら頭の中を整理していました。相性がとてもいい人なのだと思います。
今回お話をした相手方は、すでにこんなことをやりたい、こういう場所に住みたい、という具体的な考えをもっていました。
話を聞いていて、こちらまでとてもワクワクしてきたし、何より話をしている相手の表情が豊かで。聞けて嬉しかったです。
話をしながら自分も頭の中がだいぶ整理されました。
僕は感覚型の人間っぽいです。自分の感覚をものすごく大事にしている。そういう意味では、前回ブログで自分を愛する方法がわからないと書きましたが、僕は普段から自分を愛せているのかもしれません。
たくさんの気づきのある時間でした。
その人には感謝したいです。
ではまた。