昨晩は1時間のマッサージをやってもらい、夜の空いている道路に車を走らせた。
オレンジ色の街頭が一列に並んだその道は、今一緒に暮らす弟のアパートへと続いている。初めて訪れたときも、この道を車で走ったのだった。
駐車場について車から降りると、空に星が広がっていることに気がついた。東京にいたときにも星は見えたが、田舎のほうが段違いによく見える。
長野の夜景はすごくきれいだ。スーッと息を吸うと、空が一際広く感じられる。
マッサージのおかげもあって、シャワーを浴びるとすぐ眠ることができた。
ネコと一緒に暮らす夢をみた。茶色でふさふさした毛並みだった。
コーヒーを飲みながら、これから東京へ出かけるための荷造りを進める。いつも使っているリュックがパンパンに膨らんだ。
日常のふとした瞬間に、今この世を去ってもいいなと考えてしまう。
マヤ暦で調べると、僕の特性には「つなげる」というのがあるらしく、人と人との橋渡しに優れていることがわかる。つなげることはこの世とあの世を行き来しがちなことにも関係しているっぽい。つまり、生きることや死ぬことについて、どうしても無意識に考えてしまいがちというわけだ。今は、そういう特性なのだと思うようにしている。
だけど、今朝は「まだ死にたくない」と思った。
あまり出てこない考えなので少し驚いた。
死にたくない理由は、ようやく人生の視界が開けてきた感覚があるからだ。今まではつらかったが、これからは少し変わってくる気がする。潮の流れが変わったというか、空気の流れが変化したような。都会から田舎に移住したのも良かったと思うし、その決断の前からすでに変化し始めていたのかもしれない。
これを書いたあと、カメラを持って散歩をした。
写真を載せて終わりたい。
ではまた。