ものは考えようだというが、そうは言ったって辛さや苦しさはそれそのものとして感じてしまう。
辛いときは辛い。辛くなくて楽しいときでも、これは時間がきたら終わってしまうのだと感じて悲しくなる。
ここ数日は楽しいことがいっぱいあった。
美味しいケーキを食べた。会いたい人にも会えた。読みたい本もたくさん読めた。
楽しいときは幸せな時間だ。幸せだなと感じた瞬間に、それをしっかり味わいたいと思った。いまとても幸せですって、一緒にいる人に伝えたい。1人でいる場合は、いまとても幸せだってことを頭のなかでつぶやきたい。
人生とは、真っ暗な宇宙みたいだ。
その広大な闇のなかに星があって、光が発せられて広がっていく。幸せという星がたくさんあれば、人生としての宇宙は輝いてみえるのかもしれない。
星が生まれたら、いつまでも大切にして光が失われないように保護したい。それもやがてなくなってしまうけど、宇宙全体が消滅するまでにたくさんの星々が存在すれば、僕の人生は多くの幸せに囲まれたものになると思った。