部屋を整理していたら、昔のメモ書きが出てきました。おそらく2019年のもの。
以前の自分が書いた考えをみて、仕事についての価値観を見ていこうと思います。
前回は仕事を続けるべきか辞めるべきか、メモを手がかりに迷っていた際の心情を振り返ってみました。
(前回はこちら)
今回は、やっている仕事にどうしてやる気が出ないのか、整理したいと思います。
どうしてやる気になれないのか
・「この職業で一生やっていく」という覚悟が必要だと感じ、その前にひるむから。
→メモの一番最初にこれを書いています。もっとありがちな内容は後半に出てくるのに。
ということは、この覚悟というのが自分にとってはやはり大事なのだと、書いていて改めて感じます。
要するに、職人ですよね。これ!というものを一生かけて極めていきたい。そんな姿勢で仕事に取り組みたいのです。いまもそう思っています。
で、建築の仕事は5年やってみて「違う」と納得したのです。
・もっと前向きにやれる仕事があるんじゃないかと思っているから。
→上の続きですが、「これを極めなきゃいけないの?そんなのイヤだよ」という感情です。
前回のブログで書きましたが、給料は満足しているし、人間関係の話は一言も出てきていません。つまりお金にも人間関係にもそれなりに満足していたってことです。
でも、それだけじゃ続かないんですよねぇ。
・やりたくないこともやらないといけないから。出たくないのに現場に出ないといけないから。
→やりたくないこと、が何を指しているのかわかりませんでした。忘れてしまった。ただ、現場に出たくないと書いています。
実のところ、現場に出ることが全般的にイヤ、というわけでもなかったです。清潔感のなさすぎるところだとイヤだったけど。
じゃあ何が問題だったかというのは、このあと書いています。
・残業も多いのが当たり前で、土曜日も仕事でゆっくり休めないから。そんな仕事で頑張りたい気持ちはわいてこないから。
→これね、今思うと残業が多いことが100%イヤってわけではないんです。
頑張りたい仕事であれば、残業が多くてもある程度は処理できそうです。ある程度、であれば。
・この仕事に誇りを感じないから。会議や研修で感じる疎外感はどこから来るのか
→ここまでいろいろとブーブー文句言っていますが、メモの最後に書かれたこれが最重要課題です。
誇りを感じない。そもそも興味がない。ハッキリ言ってどうでもいいとすら思っていました。自分なりの価値がどうしても見いだせなかった。それがとてもつらかったです。
これがあって、加えて残業が多かったり清潔感に欠けるといった要素が追加されて、多大なストレスを感じていたのだと思います。
会議で集まると、自分が浮いているというか、ここにいてはいけない存在のように感じていました。
これはもう最初から。内定式のときからずっとです。
それでよく5年も働いたよね……。
さいごに
さて、このブログを読んでいる人の中で何人が仕事を続けるか辞めるか迷っているのでしょうか。
いまこれを書いている僕にはわかりませんが、そのように悩んでいる人にはこんなふうに「紙に書き出してみる」ことをすすめます。
たしかに辞めたあとだったら、いくらでも味付けして「だからこうなった」って言えますが、辞める前でもいくらかはわかるものがあります。
たとえば「この単語が頻繁に思い浮かぶなぁ」とかね。僕だったら覚悟とか誇りとか。
そういうのを頭に思い浮かべたり、思い浮かべてさらに書き出したりしてみると、満たすには辞めるしかないのかどうか、考えやすくなると思います。
とはいえ僕はこのメモを書いたにもかかわらず、結果的に身体を壊して退職しました。説得力がありませんね。
ここで書いた内容は、単純に僕の心情の変化、実際どうなったのかを明かすだけにして留めておきます。
あなたのお役にたったなら幸いです。
ではまた。
▽仕事で悩んでいるときによく読んでいた本