ニューヨークの写真家ソールライターの映画を見ました。
静かだけどひねくれたおじさん、という印象です。(笑)
言葉数も少なくて、たまに笑うけど笑いのポイントがちょっとよくわからない。(^^;)
前半は部屋の掃除の様子、後半は散歩している様子が収められています。
散歩しているとき、近所の人に向かって
この人(カメラを回している人)が私の記録映画を撮るんだ。(世の中から)忘れられたいと思っていたのに。まぁしかたない。
かってにしてくれ、私は静かにしていたいだけだ、といった感じです。
ソールライターのコメントが、とにかく「しかたない」が多いです。(笑)
「まぁそういうものだ。どうしようもない」とかね。
良かったなって思った言葉たち。
大切なことが今起きているという事実を時折見逃してしまうんだ
写真は物の見方を教えてくれる
すべての物の大切さを教えてくれる
私は物事を先送りしてしまう人間だ。
急ぐ理由が私には見えない。
人々が深刻に受け止めていることを見てみると、大半はそんなに深刻に受け止めるに値しない。
重要だと思われていることも、たいていはそこまで重要じゃない。
大半の心配事は心配に値しないものだ。
忙しない世の中だからこそ響く言葉が多かったです。
映画のタイトルは『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』。
映画公式HP :http://saulleiter-movie.com/