心療内科で心理検査をしました。
検査費は2万円。発達障害とか調べられるもので、わりとガチなやつ。
今回は、その検査結果と感想。
心理検査
ぜんぶで4つありました。
ASRS
ADHDの自覚症状を調べる検査。
→自覚はほとんどなし。ADHD特有の落ち着かずにソワソワして座っていられないようなこともない。
AQ
自閉スペクトラム症の自覚症状を測る検査。以下の5項目をみる。
- 社会的スキル
- 注意の切り替え
- 細部への関心
- コミュニケーション
- 想像力
→自覚症状はないが、想像力がやや弱いと結果が出た。
結果報告書にはこんなふうに書かれていた。
他の人がどのように感じるのか、また小説を読んだときに登場人物がどんな人なのか想像することが苦手であると考えられます。
ほんとそれ。特に小説は、よく読むのですが実際にはわからないまま読み進めています。(笑)
小学生のとき、ハリーポッターを読んでいた母親に小説の魅力について尋ねたことがあります。「読みながら自分の頭のなかで想像するの。それが楽しいのよ」と言われました。
そのあと実際にハリーポッターを読んでみたのですが、母の言っていることが全然わからなくて。今でも頭のなかで想像して楽しむ、ということができません。やろうとしてもできないんですよ。かゆいところに手が届かない感じ。
やはり想像力が若干欠如しているらしいです。日常生活が成り立たないほどではないのでいいんですけどね。(^^;)
CAARS
ADHDの自覚症状がどこにあるのか、より詳細に見ていく検査。
→自覚症状はない。検査項目のなかに「自己概念の問題」というのがあり、この値が少し高かった。
過去の失敗のせいで自分に自信が持てない状態が続いており、一見問題なく振る舞うものの内心は自身がないようです。
うおー。見透かされておる。
新しいことにチャレンジするのを避けている状態にあると記載がありました。たしかにそうかもしれない。
けれど、ドラムに挑戦してみたりもしているのでそこまで問題ではないかと思う。
WAIS-Ⅳ
能力のバラつきから、今の困り感がどこからきているのか原因を探る検査。
→全般的な知能水準(いわゆるIQ)は107。平均的だそうです。
計画や優先順位を考えたり、推理してパターンを見つけ出したりすることは得意らしいです。あと、目と手を同時に使う作業もパフォーマンスが高いのだとか。
しかし、抽象的な言葉の理解は苦手で、曖昧な説明をされると理解に苦しむらしい。あと空間認知が苦手。車の運転や周囲との距離感を想像することがうまくできないそう。これは先の「小説を読んだときの登場人物たちの想像ができない」っていうのと似ているかも。
暗記力について、聴覚ワーキングメモリーが弱いそうです。覚えることが複雑になると忘れてしまったり勘違いして受け取ってしまったりもすることがわかりました。
これは電話が苦手であることとつながっています。聞いててもすぐわからなくなるし、聞いてはいるけど頭のなかで保持できないというか……私用の電話ならまだいいのですが、仕事となると複雑なやり取りに思えてしまって、けっこう苦労します。
まとめ
一生で一度だしまぁいっか、と思って2万円払いました。結果はひとことで言えば「特に問題なし」。
だけれど、自分の特性というのがあぶり出された結果になりました。聴覚ワーキングメモリーが弱いとか、想像が弱いとか。それは自分が悪いんじゃなくて、そういう体質なんだなってわかりました。
すごくガチな検査だったので、検査中はぜんぜん楽しくなかったです。すごく疲れました。頭をしごかれるんですよ。
『6,1,8,4,2……これを逆から言い直してください』とか『期待と希望、この共通点を教えてください』とか……。
こういう質問をそれぞれ10問くらい出されるんですよ。もうわからんって(笑)
ってことで、もう2度とやりたくない心理検査だったというお話でした。
ではまた。