さまざまなテーマで勝手に打順を組んだTOP10シリーズ、これが7つ目になります。
今回は音楽についてまとめてみました。
あくまで僕のためのリストになりますが、興味があったら見ていってください。
曲ごとに、なぜ憂鬱なときにこれを聴くのか、といったコメントもしています。
つらいときの音楽top10
フジファブリック
『若者のすべて』
もの悲しさと、ほのかな温かさのある曲。
以前、ブログにも書いたっけ……
あ、あった。
つらさに堪えた今から過去に意識を向けさせてくれて、それを懐かしく包んでくれる。
そんな気持ちのまま曲が終わると今に意識が戻ってくるんだけど、そうすると今のこの時間もやがて過去になり、懐かしく思える日がくるのかもしれない、なんて。
苦しんでいるときにそんな理想的な心の動きになるかはわからないけれど、そういうパワーのある曲だと思う。
最後の花火に 今年もなったな
何年経っても 思い出してしまうなないかな ないよな
『若者のすべて』フジファブリック
きっとね いないよな
会ったら 言えるかな
まぶた閉じて 浮かべているよ
『虹』
『虹』はアップテンポな曲。中毒性のあるメロディーが特徴。
PVも見ていておもしろい。さいごの方、途中から絶対曲弾いてない感じが好き。
一応このtop10は、この曲順で聴くことを前提にしている。2曲目からまあまあアップテンポなんだけど、ムダに元気な曲でもないし、歌詞もよくわからないから選曲した。
感情を憂鬱さから引き剥がし、宙に浮かせてくれる。
ASIAN KUNG-FU GENERATION
『マーチングバンド』
このバンドって、潰れそうなんだけど頑張ろう、ってさせてくれる曲が多い。
なかでも一番好きなのが『マーチングバンド』。
ノリノリで聴くんじゃなくて、耳に手を当てて、じっくり聴きたい。
以下の部分はコーラスになっていて、弱々しくなった心情を代弁してくれている。
だからこそ、さいごの一節は力強く歌われるし、弱くなった心の内側からフツフツと沸き立つ、叫びにも似たエネルギーが出てきそうな気がする。
悲しくなったり
切なくなったり
ため息吐いたり
惨めになったり
いつかは失ういのちを思ったりそれでも僕らは息をしよう
『マーチングバンド』ASIAN KUNG-FU GENERATION
それでも僕らは息をしよう。
この言葉は宝ものだと思う。
『ループ&ループ』
『ループ&ループ』はまた違った雰囲気。PVはたのしいし、ちょっぴり笑顔になれる。
テンポがよく明るい感じだけど、歌われている内容は『マーチングバンド』と似ているのかもしれない。
「つらいけど、それを受け止めて、積み重ねて生きていこうよ」。そんなメッセージが感じられる。
あと、場面ごとにボーカルがアップで写る。なんだかやさしい年上の先輩が自分に直接語ってくれているように思えて、それもまたPVのいいところ。
所詮 突き刺してさまよって
『ループ&ループ』ASIAN KUNG-FU GENERATION
塗りつぶす君の今日も
つまりエンド & スタート
積み上げる弱い魔法
『ソラニン』
アジカンからもう一曲、『ソラニン』。
一発撮りのYouTube番組「ファーストテイク」に出演していたときの映像。PVも好きだけど、素のメンバーが見られる方が好き。
伝わってくる想いが強くなる。ボーカルがサビで笑顔になるところなんか特に好き。
冒頭でこれまでの音楽人生を振り返っているのだけれど、人生のこと、生きることについてのほのかな希望が感じられる。
羊文学
『あいまいでいいよ』
こちらも「ファーストテイク」から。
音楽については詳しくないからわからないけど、『あいまいでいいよ』は昔っぽさのあるポップなメロディーだと思う。
あと、あいまいでいいよ、という言葉がいいよね。憂鬱なときって白黒つけようとしがちだから、なおさら効く。
ボーカルの歌声が、どこか絢香に似ている。あと、かわいい。顔の造形がタイプ。
マジメな話、憂鬱なときほどトキメキは必要だと思う。「かわいい〜」とか、「かっこいい〜」とか。
それらは感情と直結していて、頭のなかでグルグル考える類いじゃない。
感情内の負のサイクルを打破するには、強力なエンジンが必要だ。それは感情内にある。そこで爆発を起こすのが手っ取り早い。つまり、本能に火をつける。
トキメキは、本能に引火させる力があるよね。
これ、意外と大事なんじゃないか。
『マヨイガ』
歌詞が、ぜんぶ引用したいくらいとても良い。
まるで詩みたいだと思った。
祈りそのもの。
言葉よ、どうかいつも側にあり
これからの奇跡に全部
形を与えてくださいそうしてきみは小さな幸せ
『マヨイガ』羊文学
宝箱いっぱいに集めて
世界を愛してください
BUMP OF CHICKEN
『 Stage of the ground 』
ここからパワーのある選曲になる。
落ちていくのはカンタン。上がっていくままも比較的ラク。難しいのは、落ちていくのを上向かせるときだ。
この曲は昔からすごく好きで、つらいときにこそよく聴いていた。ジャンプする直前の重圧に耐え抜く一曲。バンプのなかで一番好き。
泣きそうになる。歌詞を読んでも、曲を聴いても。
昨年好きだった女性と話をしていたらバンプが好きだとわかり、一番好きな曲はなにかと聞いたらこの曲だった。
いい思い出。
迷った日も 間違った日も
『Stage of the ground』BUMP OF CHICKEN
ライトは君を照らしていたんだ
君が立つ地面は ほら
365日いつだって
『ロストマン』
この曲も、上の『Stage of the groound』と似ていて、徐々に盛り上げていく曲調になっている。
リリースされたのはもう20年近くも前。「当時は好きだったけどいまは興味がなくなった」みたいにして聴かなくなった音楽もあるなか、この曲はまったく微動だにしない。
テーマも上の曲と似ていて、つらいけどまた立ち上がれるような内容。
ここが出発点 踏み出す足は
『ロストマン』BUMP OF CHICKEN
いつだって 始めの一歩
YUI
『 fight 』
さいごの10曲目としては、YUIをあげたい。
中学生のときからずっと好き。さっき書いたトキメキの意味でも。すごくタイプの女性。本当にきれい。
いまは子供を育てるお母さんだそうです。応援してます。
歌ももちろん好き。
『I remember you』『TOKYO』など、もう好きな曲が多すぎて語れない。
『fight』のPVにはいろんな人が出てくる。現実味があっていい。
いろんな人が、一人ひとり日々に向き合い、生きている。頭ではわかっていることだけど、憂鬱なときってそういう当たり前のことがかすんで見えなくなる。
そんな事実を、やさしいメロディーと歌声で届けてくれるのだから、やっぱり音楽ってすごいなって思う。
頑張れ 頑張れ
命 燃やして
続く 現実
生きてゆく頑張れ 頑張れ
『fight』YUI
限りある日々に
花を咲かせる
さいごに
今回は自分のため、しかもツライときに聴きたい音楽の10曲を選びました。
誰かのためになるとは思えないですが、参考になるところがあったらどうぞ持ち帰ってください。
また、ブログにも同じようにリストアップするのもいいと思います。単純にたのしいですし。
ではまた。